新規建墓の施工例です。墓地と境界巻き石は既存で設置済みでしたが、施工から長い年月が経っていたため巻き石にズレが生じていましたので、まずは巻き石の修復工事から取り掛かりました。 (ちなみにこの巻き石は先代である3代目(私の父です)が35年ほど前に施工した巻き石です) うしろの巻き石がズレていましたので、取り外して石に穴をあけ耐震金具を取り付けて据え直しいたしました。 その後、基礎コンクリートも新たに打設して墓石の建墓工事へと取り掛かりました。 お客様に選んでいただきました石材は、国産石の中でも昔から墓石材として人気の高い、高級国産墓石*大島石*です(愛媛県産) 大島石の中でも最上位の特級品をお選びいただきました。サイズは8寸角で墓石デザインはシンプルな京都型ですが、雨や強風でも火やお線香が消えない、くり貫き型香炉石(線香・ロウソク器具を置く石の事です)にさせて頂きました。ユニック車などは近づけない場所だったため、カニクレーンという重機を搬入し施工いたしました。 クレーンを目一杯伸ばして何とか届くことがでました。墓石の合端や細かな目地箇所にもしっかり耐震ボンドを付着し、耐震施工とさせて頂きました。 仕上げに黒の玉砂利を撒き、付属品を設置後、養生のビニールカバーを取り付け完成です。 後日、お天気の良い最高の日に、完成確認をしていただき仕上がった墓石を目の前に大変お喜びいただけました。 この度はご縁を賜り誠にありがとうございました。末永くお参りくださいませ。